米ぬかで温熱効果を
米ぬかは加熱すると湿気を含んだ熱を放出し、この温熱が体を芯までゆっくりと温めてくれ、とても心地よく感じます。米ぬかの温かさはじっくりと体の芯や周囲に広がっていき、体の免疫力や自然治癒力を高めてくれます。
温熱の癒し効果
つらいところに適度な温熱を加えてやることにより、その温かさが体の深部までしみこんで「血液の流れ」や「リンパの流れ」を正常化かつ活性化し、心地よい安らぎを得ることで自律神経のバランスを整え、眼や内臓の機能を活発にして免疫力や自然治癒力を高めます。
米ぬか温熱パッド
温熱はじわりとリンパ管や血管に入っていく。通常神経まで届く熱は少なくいが、リンパ管や血管の流れが悪い部位では熱が入りづらいため、最初のうちは神経まで届く熱が多くなり、熱さや痛みを感じることがある。
やった人にしかわからない抜群の癒し力
煎りぬかを布袋に入れて温湿布。レンジの強で2分温めてから載せると、しっとり、じわ~と温かく、一日の体の疲れや目の疲れがとれて、とても楽になります。ぜひお試しください。
米ぬかを使った温熱パッドの作り方
※カバーは肌触りのよいものがおすすめ
作り方
- 通気性や耐熱性のある布地(無地でOK)で、15cm×25cmほどの袋をつくる
※細長い方が首を温めるときに便利 - 米(玄米)200g、生ぬか150g、粗塩50gを混ぜて、1.の袋に入れる
※米ぬかの香りが気になる場合はフライパンで炒ると緩和される乾燥ショウガや好みのハーブを入れて、その香りを同時に楽しむのもおすすめ - 材料を入れたら、袋の入れ口を縫い合わせる。
- 袋のカバーをつくって3.の袋にかぶせて完成
※カバーは肌触りのよいものがおすすめ
使い方
熱パッドを電子レンジ対応の袋に入れて密封し、電子レンジ600Wで1分30秒程度温め、袋から出して温めたいところにのせる。
【注意】
- 加熱し過ぎには要注意。加熱し過ぎた場合やパッドが熱く感じた場合、やけどしないようにタオルに包んでから使用するとよい。
- 打ち身や捻挫、骨折などの熱をもった患部は温めると悪化する可能性があるので使用しない。また、温めたい場所に湿疹や皮膚に炎症がある場合も使用しない。
化粧水も乳液もない時代、日本人の肌が白くきれいだったのは米ぬかのおかげ!?
日本で庶民が石鹸を使うようになるのは、大正時代以降のこと。それまで庶民が洗顔や体洗いに使ってきたのは、おもに「米ぬか」や「洗粉(あらいこ)」でした。たとえば洗顔の場合、その使い方は小さな布袋にぬかや粉を入れ、それを湯につけてぎゅっと絞り、そのしぼり汁を使うという、いたってシンプルなもの。米ぬかにはほどよい油分やビタミン類が含まれ、肌に潤いをもたらす美肌効果もバツグンです。いま再び米ぬかのチカラに大きな注目が集まっています。