第3回いっちゃんうまい米コンテストの結果発表

平成25年11月17日(日)生活誕生館DILIPA(大阪府吹田市万博公園)において、第3回大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト最終審査委員会を開催しました。 その結果、次の応募米が受賞となりましたのでお知らせいたします。

★いっちゃんうまい賞 1点 【全応募米の中で最も食味評価が高かった米】

 (生産地)      (品種)    (生産者)        (価格カテゴリー)
茨城県久慈郡大子町   コシヒカリ   大子産米販売促進協議会    Lクラス
                    (生産者/都筑一萬太郎)

★いっちゃんうまい部門賞 2点 【価格カテゴリーの中で最も評価が高かった米】

  (生産地)       (品種)     (生産者)     (価格カテゴリー)
静岡県御殿場市      コシヒカリ   JA御殿場         Mクラス
岐阜県高山市       コシヒカリ   飛騨ファームランド    Hクラス

★優良賞 3点【各価格カテゴリーの中で2番目に評価が高かった米】

  (生産地)      (品種)      (生産者)     (価格カテゴリー)
茨城県北茨城市      コシヒカリ    上神谷 英典       Lクラス
千葉県市原市       コシヒカリ    根本 泰弘        Mクラス
奈良県奈良市       コシヒカリ    中山 廣一        Hクラス
                                                                       (以上 敬称略)

【※価格カテゴリーについて】
 このコンテストでは、玄米出荷価格ごとにカテゴリーを3区分し、価格カテゴリーごとに審査を行い、各カテゴリーから2品づつ選定致しました。その6品を最終審査委員会において審査し、各賞を決定致しました。
 ・価格カテゴリーLクラス    16,999円以下(玄米1俵当たり)
 ・価格カテゴリーMクラス    17,000円~20,999円(玄米1俵当たり)
 ・価格カテゴリーHクラス    21,000円以上(玄米1俵当たり)

【申込数】  390


【審査経過】

①平成25年9月1日~10月31日 応募米の募集期間
②平成25年11月1日~8日 応募米の書面審査(栽培履歴書について)
③平成25年11月5日~8日 第一次審査(玄米による審査)⇒90品選出
④平成25年11月10日   90品の同一条件による精米加工
⑤平成25年11月11日~15日 第二次審査(精米による審査)⇒36品選出
⑥平成25年11月16日(土) 第三次審査(炊飯による審査)⇒24品選出
⑦平成25年11月17日(日)午前 食味官能評価審査(審査委員)⇒6品
⑧平成25年11月17日(日)午後 最終審査委員会

【審査委員】  大阪府内在住 お米マイスター35名

【最終審査委員】
 ①浅越 ゴエ (タレント)
 ②玉井 ふみ (一般来場者から立候補)
 ③川瀬 美登里(大阪ガス 代表)
 ④河中 義和 (五ツ星お米マイスター/大阪府堺市)
 ⑤赤井 桂子 (五ツ星お米マイスター/大阪府大阪市浪速区)
 ⑥楠本 一彦 (五ツ星お米マイスター/大阪府大阪市西淀川区)
 ⑦川西 勝久 (五ツ星お米マイスター/大阪府四條畷市)
 ⑧桝田 秀二 (五ツ星お米マイスター/大阪府藤井寺市)     (敬称略)

【主催者総括】
 第3回目の開催となりました「大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト」は、大阪府という特定地域の消費者に好まれる米を決めるコンテストであるため、 審査過程においても、「大阪府民の日常炊飯」を念頭におき、同時に「大阪のお米マイスターによる精米」「大阪府民代表による審査」等「大阪らしさ」に細心 の注意を払いました。
 また、本コンテストの特長の1つが、応募米を価格帯により3区分することです。現在の流通価格を目処に昨年度より、1,000円程度低い区分となりまし たが、全出品数対比でほぼ均等の比率となり、過去2回の結果で、低価格ランクから「いっちゃんうまい賞」が出たことが生産者の刺激になっているものと推察 され、全国各地から有名産地でない地区からの応募が増えたことが特長としてあり、過去3回で複数回入賞された生産者もおられます。
審査過程では、最初から最後まで一切、応募米の「産地・品種」を公開せず、先入観なしの審査を実施しました。その結果、大阪府民のいっちゃんうまい賞は、 「茨城県久慈郡大子町のコシヒカリ」に決まりました。3年続けて低価格ランクの受賞となりました。また品種はすべてコシヒカリでしたが、生産地は、東北や 北陸といったいわゆる有名産地ではなく、関東、東海、近畿地区の米であり、大阪府民にとっては、あまり馴染みのない生産地であったかと思われます。
このコンテストの結果から、産地・品種ブランド信仰に惑わされずとも全国には、まだまだ実力のある米がたくさんあることが如実にわかりました。この結果を うけ、私達お米マイスターが、地域の消費者の好みに合った実力ある米を見出し、外食事業者や一般家庭に紹介できるようにより一層頑張らねばと考えていま す。

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