第1回いっちゃんうまい米コンテストの結果発表
平成23年11月20日(日)生活誕生館DILIPA(大阪府吹田市万博公園)において、標記コンテストの最終審査委員会を開催しました。その結果、次の応募米が受賞となりましたのでお知らせいたします。
★いっちゃんうまい賞 1点 【全応募米の中で最も食味評価が高かった米】
(生産地) (品種) (生産者) (価格カテゴリー)
広島県庄原市 ひとめぼれ 株式会社藤本農園 Cクラス
★いっちゃんうまい部門賞 2点 【価格カテゴリーの中で最も評価が高かった米】
(生産地) (品種) (生産者) (価格カテゴリー)
福島県耶麻郡西会津町 コシヒカリ 三瓶鉄江 Bクラス
群馬県利根郡みなかみ町 コシヒカリ 本多義光 Aクラス
※評価が高かった順番に掲載
★優良賞 3点【各価格カテゴリーの中で2番目に評価が高かった米】
(生産地) (品種) (生産者) (価格カテゴリー)
岩手県一関市 ひとめぼれ 須藤和弘 Cクラス
福井県福井市 ひとめぼれ 松栄貞行 Bクラス
山形県東置賜郡高畠町 コシヒカリ 遠藤五一 Aクラス
※評価が高かった順番に掲載
以上 敬称略
【※価格カテゴリーについて】
このコンテストでは、玄米出荷価格ごとにカテゴリーを3区分し、価格カテゴリーごとに審査を行い、各カテゴリーから2品づつ選定致しました。その6品を最終審査委員会において審査し、各賞を決定致しました。
・価格カテゴリーCクラス 16,999円以下(玄米1俵当たり)
・価格カテゴリーBクラス 17,000円~20,000円(玄米1俵当たり)
・価格カテゴリーAクラス 20,001円以上(玄米1俵当たり)
【応募米数】 372
【審査経過】
①平成23年9月1日~10月20日 応募米の募集期間
②平成23年11月1日 応募米の書面審査(栽培履歴書について)
③平成23年11月1日~4日 第一次審査(玄米による審査)⇒90品選出
④平成23年11月5日~10日 90品の同一条件による精米加工
⑤平成23年11月12日~17日 第二次審査(精米による審査)⇒45品選出
⑥平成23年11月19日(土) 第三次審査(炊飯による審査)⇒30品選出
⑦平成23年11月20日(日)午前 食味官能評価審査(審査委員)⇒6品
⑧平成23年11月20日(日)午後 最終審査委員会
【審査委員】 大阪府内在住 お米マイスター36名
【最終審査委員】
①増田 英彦 (タレント ますだおかだ/大阪府守口市出身)
②岡田 圭右 (タレント ますだおかだ/大阪府大阪市出身)
③中西 保夫 (ねぎ焼・お好み焼き福太郎(千日前・なんば出店)代表/大阪市出身)
④河中 義和 (五ツ星お米マイスター/大阪府堺市)
⑤道満 正義 (五ツ星お米マイスター/大阪府茨木市)
⑥藤井 博章 (五ツ星お米マイスター/大阪府大阪市)
⑦川西 勝久 (五ツ星お米マイスター/大阪府四條畷市)
⑧谷口 重久 (五ツ星お米マイスター/大阪府池田市) (敬称略)
【主催者総括】
この「大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト」は、恐らく全国でも初めての特定地域の消費者に好まれる米を決めるコンテストであり、今回は「大阪府」 を対象に実施致しました。そのため、審査の過程においても、「大阪府民の日常炊飯」を念頭におき、同時に「大阪のお米マイスターによる精米」「大阪府民代 表による審査」等「大阪らしさ」に細心の注意を払いました。
また、今回の特長の1つが、応募米を価格帯により3区分したことです。「どんなに美味しい米でも、日常的に買えない価格」のお米では意味がなく、美味しいとともに価格がお手頃であることも大阪府民にとっては大切なことだからです。
審査過程においては、最初から最後まで一切、応募米の「産地・品種」を公開せず、先入観なしの審査を実施しました。その結果、大阪府民のいっちゃんうまい賞は、「広島県庄原産のひとめぼれ」に決まりました。しかも価格カテゴリーは最も安いランクです。
このコンテストの結果から、産地・品種ブランド信仰に惑わされずとも全国には、まだまだ実力のある米がたくさんあり、また、消費地によってもお米の嗜好があることが如実にわかりました。(結果から、大阪府民は「ひとめぼれ」を好む傾向があります。)
この結果をうけ、私達お米マイスターが、地域の消費者の好みに合った実力ある米を見出し、外食事業者や一般家庭に紹介できるようにより一層頑張らねばと考えています。
日本米穀小売商業組合連合会 お米マイスター全国ネットワーク