お米マイスター認定制度の概要

お米マイスター認定制度は、一般財団法人日本米穀商連合会(略称 日米連)が認定する資格制度です。

同制度は、2002年度に発足しました。当時は法律の規制緩和により、米穀小売業者が許可制から登録制に移行し、誰でも自由にお米の販売ができるようになる中で、販売現場でお米の銘柄と価格のみが前面に出すぎることによる様々な問題(米の偽装、商品品質の低下、米価の下落、農家の米離れ、消費の低迷)が生じました。そのような中で、お米に関する専門知識を持って、消費者の皆様に価格・銘柄ばかりでない、品質や嗜好によるお米の見極め方・選び方、美味しいお米の炊き方や保管並びにご飯食の素晴らしさを対面対話で伝える必要があることからお米マイスター認定制度を開始しました。

お米マイスターのランク

お米マイスターには、次の2つのランクがあります。

(1)三ツ星お米マイスター

(2)五ツ星お米マイスター

三ツ星お米マイスターは、知識試験に合格した者で、五ツ星お米マイスターは、技能試験に合格した者で、五ツ星お米マイスターは、三ツ星お米マイスター合格者のみが受験できる上位資格です。
 

お米マイスターの試験科目

三ツ星お米マイスター認定試験(知識試験のため筆記試験)

①米の品種特性・来歴

②精米技術

③米の保存と保管技術

④炊飯特性と炊き上がりチェック、ブレンド特性

⑤接客マナーと対話法

⑥米の栄養学・ごはん食の効用

⑦関係法令 

五ツ星お米マイスター認定試験(技能試験のため試験官との個別面談試験)

①精米技術(お米を精米する技能。精米機械の知識) 

②玄米鑑定(玄米としての米を見極める能力)

③米穀商品説明(三ツ星で学んだこと等を消費者に説明する能力)

④炊飯技術(ご飯を炊く能力) 

⑤食味官能評価(ご飯としての米を見極める能力)

⑥米穀ブレンド技術(ブレンドする能力)

⑦炊飯指導技術(飲食店主等に炊飯を指導する能力)

お米マイスターの更新

お米マイスターは、お米に関する最新情報や技術を更新する必要があるため、規約により3年に1度更新講習を受講することを義務づけています。

お米マイスター取得者数

令和4年9月30日現在で次の通りとなります。

(1)三ツ星お米マイスター認定者数   2,145名 

(2)五ツ星お米マイスター認定者数   476名

合わせて、全国で2,621名のお米マイスターが、北海道から沖縄県まで全国47都道府県で活躍しております。

詳しくは、本ホームページで検索できます。

 

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